<神皇系氏族>天神系

A231:饒速日命  饒速日命 ― 熊野稲比 KU01:熊野稲比

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橘 広方 真砂清姫 熊野広浜

 平安時代中期の豪族,貴族。氏姓は熊野連のち橘氏に改姓。熊野国造の嫡流で牟婁郡大領・熊野広継の子。
 寛平9年(897年)宇多天皇の熊野行幸時に行長として行宮に奉仕し、その功労により郡司に任ぜられる。
 醍醐朝の昌泰3年(900年)従五位下に叙爵すると同時に、橘氏に改姓(橘良殖の猶子となったか)した。牟婁郡大領、熊野本宮大社神職を務めた。

 清姫伝説では、主人公の女は真砂の庄司清次の娘(古い伝えでは清次の妻あるいは未亡人)とされる。安珍清姫伝説とは、醍醐天皇の御代、延長6年(928年)夏の頃、思いを寄せた僧の安珍に裏切られた少女の清姫が激怒のあまり蛇に化身し、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺すことを内容としている。  牟漏の采女・熊野直広浜が聖武天皇の代から称徳天皇の代まで仕えた。