仁興城跡
にごうじょうあと(Nigo Castle Ruins)
【C-NR035】探訪日:2022/11.19・2025/3.30・7.26
奈良県天理市下仁興町1554
【MAP】
〔駐車場所〕説明板が立つところに駐車可能。
築城年,築城者は定かではないが、東山内衆であった仁興氏の居城で、室町時代に築かれた連郭式の山城である。仁興氏には英算,英勝,秀祐などの名が知られている。また、多田氏,小倉氏,苣原氏など同様、連歌の染田天神講に集うなどの文化的な一面ももっていた。
城は集落を正面に見下ろす尾根上に築かれ、東麓には南に続く道が通っていることから、仁興谷を監視し防衛する目的で築かれたと考えられる。しかし、城跡は基幹農道建設のために破壊されており、現状では遺構確認は難しい。2005(平成17)年の発掘調査によれば、尾根の稜線に沿って3つの郭が南北に一列に配置され、南の尾根上には3本の堀切があった。標高425m,比高40mの最高部にある主郭は380㎡と最も広く、虎口や通路が確認されている。
【史跡規模】 |
【指 定】 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 室町時代 |
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関連年号 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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仁興氏 | **** |
城跡の位置がよくわからず、地元の方に聞き込み予定。
仁興城縄張り図(『日本城郭大系 第10巻』に加筆)と現地説明板