六道山古墳
ろくどうやまこふん(Rokudoyama Kofun Tumulus)
【K-NR204】探訪日:2025/9.7
奈良県大和郡山市小泉町1594
【MAP】
〔駐車場所〕
富雄川西の矢田丘陵の南東裾部に築造された前方後円墳である。復元全長約100m、後円部は径約75m,高さ約14m、前方部は幅約50m,高さ約6mを測る。前方部を西北面に向けていたとされる。埴輪は認められたが、葺石は確認できていない。また周濠は無いが、墳丘周囲に馬蹄形のテラス面を持っていたという。築造は5世紀末~6世紀初頭と推定されている。埋葬施設や被葬者は不明。
本古墳の前方部は、1960年代後半に近くの慈光院の駐車場用に削平されてしまった。前方部が小さく低い帆立貝形前方後円墳であった可能性もあるが、現在では不明。さらには、後円部も1991(平成3)年に無断無届で削平工事が行われかけ、急遽、工事は止められたが、教育委員会の確認では、後円部の墳裾がすでに幅3~4m,高さ2~6mにわたって削り取られていたという。現在は一部復元されたものの完全復元は難しく、周囲はフェンスで囲われている。
【史跡規模】 |
【指 定】 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 古墳時代:後期 |
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関連年号 | 5世紀末~6世紀初頭 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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和 |
六道山古墳(「六道山古墳~第2次緊急発掘調査報告書」より:網目部は破壊された部分)