藤原京は約900ｍ四方で周りを大垣(高い塀)とその外側を幅5ｍの濠で囲み、各面に3ヶ所ずつ門が設けられていた。また、内側には内濠をめぐらせていた。大垣は2.7ｍ間隔に柱を建て並べた掘立柱塀で、高さ5.5ｍ、土壁の厚さ20ｃｍ、瓦葺きの立派なものであった。
　この場所は藤原宮の西面南部にあたり、大垣や外濠、内濠などが発掘で見つかっている。