忍田城跡
おしだじょうあと (Oshida Castle Ruins)
【C-ME032】探訪日:2020/9/15
三重県津市芸濃町忍田313
【MAP】
〔駐車場所〕
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築城年代は定かではないが、平安時代中期1072~86年に忍田入道によって築かれたとされる。忍田氏は長野氏一族の雲林院氏が来往する以前からの地侍であったと伝えられる。その末裔は忍田美濃守,忍田平左衛門尉を称したとされ、江戸時代には藤堂氏に仕えた。
安濃川の北の標高143mの尾根先端部に築かれている。南側には数段の削平地があり、主郭は山の頂部の三方を土塁として残したまま削り込んで形となっており、後方(北側)の土塁がいちばん高く東から西に向けて高さを増す。最高部は見張台とも考えられる。
忍田城跡の南、安濃川を挟んだところに雲林院城跡がある。
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【史跡規模】
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【指 定】 |
| 関連時代 | 平安時代:中期 |
|---|---|
| 関連年号 | 1072~86年 |
| 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
|---|---|---|---|---|---|
| 忍田入道 | **** | 忍田平左衛門尉 | **** |
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永隆禅寺の東側のなだらかなスロープ(入口に「山之神遺跡」の碑がある)を上り用水路に沿って右折し、用水路を渡って山の斜面を這い上る。明らかな道は見つからなかった。頂上付近に着くと、しっかりとした土塁が目に入る。土塁の西先端は最も高くなっており、見張り台とも考えられる。いつもなら下山のときは道が見つかるのだが、今回はわからず、結局、切岸のような斜面をひたすら下りることになった。どこかに登城ルートがあるのかもしれないが。
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※本サイトの写真は転用可です(ダウンロードすると、より鮮明に見えます)

▲遠景

▲この奥を右折する

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▲土塁

▲土塁、左が主郭

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▲土塁の頂点

▲主郭跡

▲主郭跡

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▲堀切

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▲北の尾根

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▲南斜面に段郭が続く

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▲永隆禅寺