築城年代,築城者は定かではないが、発掘調査の結果からに戦国時代に築かれ、数十年使われていたことが分かった。志登茂川の西の北へ伸びた丘陵の先端に築かれ、その規模は東西約100m,南北約180mと推定される。主郭北東隅に虎口があり、門の跡があった。郭内からは建物跡,井戸などが見つかり、当時使われた土器や古銭などが出土している。主郭の北側には小さな平坦地の二郭、南側には堀を挟んで約30m四方の三郭、そして東側に幅10m深さ4ｍの堀を挟んで細長い形をした四郭があった。
　現在は、洞門上部に道路建設によって消滅した主郭部分が史跡公園として整備されている。