新豊院山古墳群

しんぽういんやまこふんぐん(Shinpoinyama-Kofun Tumulus Group)

【K-SZ015】探訪日:2018/7/22・2021/1/15

【K-SZ015】新豊院山古墳群 静岡県磐田市向笠竹之内14

【MAP】

〔駐車場所〕

【K-SZ015】新豊院山古墳群

   弥生時代中期から古墳時代前期にわたる墳墓で構成された古墳群で、墓の移り変わりを知る貴重な遺跡である。天竜川と太田川に挟まれた磐田原洪積台地の東縁辺部の小丘陵上に30基以上の小型古墳,台状墓,周溝墓が分布している。ここには2基の前方後円墳(推定)と台状墓1基、弥生時代の土壙や土器棺の存在が確認されている。東側から1号墳,西側に2号墳、また接する西側に3号墳が並んでいる。
 1号墳は全長33mの前方後円墳と推定されるが、主体部は発掘調査されていないため前方後方墳の可能性もある。
 2号墳は丘陵の高所にあり、全長28m,後円部径17m,前方部長さ11mで撥形に開く前方後円墳で葺石は見られない。後円部に竪穴式石室があり、そこには箱形木棺が納められていたと推測されており、石室内から銅鏃,鉄剣,槍先,直刀,舶載三角縁神獣鏡が、墓壙内からは銅鏃,鉄鏃,小型素文鏡が出土している。4世紀中頃(約1650年前)の築造と推定され、この地方を治めていた首長の墓と考えられている。
 3号墳は1辺12mの方形台状墓で、中心部に遺体を納め、長さ2.2m,幅0.6mの箱形木棺の痕跡が見つかっている。棺内から剣,鉇,鉄鏃が、主体部の真上から古墳時代前期の壺形土器が出土している。

【史跡規模】

【指 定】国指定史跡(1987年7月3日指定)
【国 宝】
【国重文】

関連時代 弥生時代:中期 古墳時代
関連年号 4世紀中頃
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図

 

【K-SZ015】新豊院山古墳群
  

 

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▲1号墳前方部

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▲1号墳前方部

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▲2号墳

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▲2号墳

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▲2号墳

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▲3号墳

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▲2号墳から3号墳を見る

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▲3号墳から2号墳を見る

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▲3号墳から2号墳を見る