石神遺跡
いしがみいせき (Ishigami Ruins)
【Z-KN008】探訪日:2006/5/17
奈良県高市郡明日香村
【MAP】
〔駐車場所〕
1902,03(明治35,36)年に須弥山石と石人像が掘り出されたところで、7世紀代を通じて造営が繰り返された遺跡である。斉明朝の遺構,天武朝の遺構,藤原京時代の遺構と3期の遺構が混在している。
これまで公開された遺構は、藤原京時代に天武朝に作られた池上の遺構を埋めて作られた石敷き,石敷き緯度,溝,建物跡などである。
溝からは土器や様々な木簡などが多量に出土し、木簡からは庚午年籍が出る前の地方行政区分が「国-評-五十戸(里)」と表記されていたことがわかる。「五十戸」が「里」に変わるのは682年頃であろうと言われている。