築城年は定かではないが、明応年間(1492～1501年)に坂太郎左衛門(坂兵左衛門,坂中務とも)によって築かれたとされる。歴史については明らかではないが、敵に敗れて廃城後、坂氏は蓮如上人に帰依して仏門に入り花戸山遍崇寺を建立したという。
　城は三孤子川南岸の台地が北へ張り出した尾根に築かれ、東西に深い谷は入り込んでいる。土塁で区画された40m×40m程度の方形状の曲輪が尾根先に向かって連なっている。