安康天皇石上穴穂宮伝承地(穴穂神社)

あんこうてんのう いそのかみのあなほのみや でんしょうち(あなほじんじゃ)
(Isonokami-anaho Palace Traditional Ruins of Emperor Anko [Anaho Shrine])

【P-NR029】探訪日:2022/7/2

【P-NR029】石上穴穂宮伝承地 奈良県天理市田町568

【MAP】

〔駐車場所〕

【P-NR029】石上穴穂宮伝承地

   第20代・安康天皇の宮跡とされ、穴穂神社の名は、それにちなんでつけられた。現在は塀に囲まれた中に2つの祠が建つのみである。伝承地はほかに天理市田部,橿原市石原田町がある。
 先帝の允恭天皇が崩御すると、皇太子であった木梨軽皇子には近親相姦の前科があったため群臣は従わず、同母弟の穴穂皇子を推戴した。
即位元年、天皇は弟の大泊瀬皇子(のちの雄略天皇)の妃探しがうまくいかないのを見て、叔母の草香幡梭姫皇女(仁徳天皇の皇女)を見合わせようと、根使主を皇女の兄の大草香皇子へ遣わし、その意を伝えさせた。大草香皇子は喜び感謝して根使主に宝石と金で飾った冠を持たせたが、根使主はそれを着服し、大草香皇子は縁談を断ったと讒言した。これを信じ激怒した天皇は大草香皇子を誅殺し、翌年にその妃であった中蒂姫を皇后としてしまった。即位3年、皇后の連れ子である当時7歳の眉輪王は、父親(大草香皇子)を殺したのは天皇と知り、天皇が寝入った隙を見計らって天皇の首を切り落とした。暗殺されたと明確に記された最初の天皇である。
 陵は菅原伏見西陵。宮内庁により奈良県奈良市宝来の宝来城跡に治定されている。

【史跡規模】

【指 定】
【国 宝】 
【国重文】

関連時代 伝承の時代(古墳時代:中期)
関連年号
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
安康天皇 K202 木梨軽皇子 K202 大泊瀬皇子 K202
草香幡梭皇女 K202 根使主 **** 大草香皇子 K202
中蒂姫 K202 眉輪王 K202

 

【P-NR029】石上穴穂宮伝承地  
 

 

【P-NR029】石上穴穂宮伝承地

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