与楽鑵子塚古墳

ようらくかんすづかこふん(Yorakukansuzuka-Kofun Tumulus)

【K-NR134】探訪日:2022/8.21

【K-NR134】与楽鑵子塚古墳 奈良県高市郡高取町与楽

【MAP】

〔駐車場所〕与楽乾城古墳の前に駐車スペースがある(マップの℗は飛鳥病院の駐車場)。

【K-NR134】与楽鑵子塚古墳

   貝吹山の南西丘陵に位置し、与楽乾城古墳寺崎白壁塚古墳の中間にある円墳である(3墳合わせて国指定)。墳丘規模が直径28m,高さ9mで、玄室は長さ4.15m,幅3.15m,高さ4.5m以上、また、羨道部は長さ2m以上,幅1.4m,高さ1mである。南に開口した片袖式の横穴式石室が確認されている。発掘調査の結果、出土遺物としてミニチュア炊飯具,鉄製馬具,釣り針,須恵器,金銅装耳環,銀製指輪などが確認され、築造時期は6世紀後半の早い時期と推定される。
 ドーム状の高い玄室やミニチュアの炊飯具などの出土遺物の特徴から、真弓鑵子塚古墳,与楽乾城古墳,沼山古墳と同様、渡来系氏族の墓である可能性が高い。

【史跡規模】

【指 定】国指定史跡(2013年3月27日指定)

            与楽古墳群(与楽鑵子塚古墳・与楽乾城古墳・寺崎白壁塚古墳)として指定

【国重文】

関連時代 古墳時代:後期
関連年号 6世紀後半
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図

 

【K-NR134】与楽鑵子塚古墳
 写真ギャラリーのとおり、訪れたときには雑草の小山であり、登り口もわからなかったため、貴重な調査前?の写真を「古墳とかアレ 3号墳」様から転載させていただいた。説明板だけははっきり確認できた。

【K-NR134】与楽鑵子塚古墳

 

与楽鑵子塚古墳の外観と石室(「古墳とかアレ 3号墳」より転載)

【K-NR134】与楽鑵子塚古墳 ※本サイトの写真は転用可です(画像をピックすると拡大、コメント表示されます)

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