北岡2号墳

きたおか2ごうふん(Kitaoka No.2-Kofun Tumulus)

【K-SZ037】探訪日:2023/3.11

【K-SZ036】北岡2号墳 静岡県浜松市北区引佐町井伊谷3955

【MAP】

〔駐車場所〕「引佐総合公園すぽるてん」の駐車場を利用できる。

【K-SZ036】北岡2号墳

   井伊谷の東側丘陵上の南斜面に築造された直径約5.7mの円墳である。墳丘の左右と後方の幅2~2.5mの空堀をもって墓域としている。南に開口した両袖式横穴式石室を持ち、石室は全長3.2m,中央部幅1m,高さ1mで5枚の板石を天井板としていたと推測されるが、現在は奥と玄門部の2枚しか残っておらず、石室が露出している。この古墳の特徴として、羨道を持たず石室と玄門のみから成り、玄門の封鎖は大きな1枚の板石を用いている。
 発掘調査では、石室から鉄刀1本と鉄鏃2本、玄門前部からは須恵器の壺と平瓶などが出土している。築造時期は古墳時代後期の6世紀末期~7世紀初頭と推定される。被葬者は不明。
 なお、約100m北には前方後方墳の北岡大塚古墳がある。

【史跡規模】

【指 定】浜松市指定史跡(1983年5月25日指定)

【国 宝】 

【国重文】

関連時代 古墳時代:後期
関連年号 6世紀末期~7世紀初頭
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図

 

【K-SZ036】北岡2号墳
 

 

【K-SZ036】北岡2号墳

【K-SZ036】北岡2号墳 ※本サイトの写真は転用可です(画像をピックすると拡大、コメント表示されます)

古墳への登り口 開口部の前にあるのは玄門封鎖用の板石 開口部 玄室 墳丘左側(西側) 墳丘後方(北側) 墳丘右側(東側)