築造年は定かではないが、東三河十七騎の一人といわれる白井麦右衛門、もしくは星野修理の居館とされる。規模は金西寺を東端として150ｍ×150ｍの西側一帯とされ、複数の郭から成る、館というよりも平城といえる縄張りであった。『浅野文庫絵図』によれば、二郭の南には馬出状の小曲輪があり、さらに主郭,二郭の東側には2つの曲輪が南北に並んでいたと推定される。
　現在は金西寺,下条保育園,宅地や田畑となっているが、部分的に土塁や堀跡が残されている。