1705(宝永2)年、旗本･山口直安は土呂村の一部をはじめ3,000石の知行所を領し、ここに陣屋を構えた。その後、7代目の山口直信のときに明治を迎え、陣屋は廃されることとなった。現在、跡地は岡崎市立福岡小学校となっているが、陣屋の庭に植えられていたクロマツが今も残り、岡崎市の天然記念物に指定されている。5本が現存するが、1本は樹齢226年で枯死し1986(昭和61)年に伐採されている。