伏間城跡

ふしまじょうあと(Fushima Castle Ruins)

【C-SZ106】探訪日:2023/11.25

【C-SZ106】伏間城跡 静岡県周智郡森町一宮字伏間

【MAP】

〔駐車場所〕南の墓地に駐車できる。

   1996(平成8)年に発見された城跡である。築城年は定かではないが、1573(元亀4)年頃、徳川勢と武田勢とが対峙していた時期に築かれた陣城の1つとされる。一宮荘代官で武田方に付いた武藤氏定の築城とも考えられるが、遺構からは武田氏の管轄下で、進出する徳川勢に備えた駐屯地的な陣城の可能性が高い。全体的に自然地形を活用し加工度が低く、急造された印象が強い。
 城跡は神明宮を登ったところの墓地の北側で、墓地から2本平行する切通しを100mほど進むと広い平坦地へ出る。ここが駐屯地であろう。その北に小さな堀切があり、その上が主郭とされる。主郭の北東側の尾根上にも小規模な曲輪が続き、北端にも土橋の付いた堀切がみられる。
 なお、伏間城のすぐ西に真田城がある。

【史跡規模】

【指 定】

【国 宝】 

【国重文】

関連時代 戦国時代
関連年号 1573年
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
武田勝頼 G432 武藤氏定 F*** 徳川家康 TG01

 

【C-SZ106】伏間城跡
 

 

【C-SZ106】伏間城跡

伏間城縄張図(『静岡県の城跡 中世城郭縄張図集成(西部・遠江国版)』に加筆)

【C-SZ106】伏間城跡 ※本サイトの写真は転用可です(画像をピックすると拡大、コメント表示されます)

墓地の横から入る 2本の切り通し 切り通し入り口 切り通し 切り通し入り口 切り通し 切り通し先の高まり 切り通し先の高まり 一騎掛け Ⅱ郭 主郭 主郭 主郭の北側へ進む 北側の堀切(土橋がかかる)竪堀状に落ちる 竪堀状に落ちる 竪堀状に落ちる