羅城門跡
らじょうもんあと(Rajo Gate Ruins)
【Z-KT005】探訪日:2025/10.13
京都府京都市南区唐橋羅城門町54
【MAP】
〔駐車場所〕
794(延暦13)年、平安京の京域南端中央に正門として設けられた羅城門の跡とされる。平安京の羅城門は、『拾芥抄』などでは桁行7間,梁間2間で二重閣とするが、裏松固禅の『大内裏図考証』では桁行9間とされている。
文献上では、816(弘仁7)年8月16日夜に大風で倒壊したとみえるほか、その後に再建された門も980(天元3)年7月9日の暴風雨で倒壊したといわれ、以後は再建計画が上がるも実際に再建されることはなかった。
『今昔物語集』「羅城門上層ニ登リテ死人ヲ見シ盗人ノ語」によれば、倒壊以前にはすでに荒廃しており、上層では死者が捨てられていた。『小右記』では、11世紀前半頃に藤原道長が法成寺建立に際して礎石を持ち帰ったと見え、その頃には礎石のみの状態であった。羅城門の遺構は、現在までに確認には至っていない。
【史跡規模】 |
【指 定】 |
関連時代 | 平安時代:前期 | 平安時代:中期 |
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関連年号 | 794年・816年 | 980年 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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豊 |
平安京・現代京都複層地図(「京学ラボWEB」より引用加筆)