駿河国分寺跡

するがこくぶんじあと (Suruga Kokubun-ji Temple Ruins)

【T-SZ031】探訪日:2026/4.12

【T-SZ031】駿河国分寺跡 静岡県静岡市駿河区大谷

【MAP】

〔駐車場所〕

【T-SZ031】駿河国分寺跡

   741(天平13)年に聖武天皇が飢饉や旱魃,疫病などが鎮まることを願い、全国に命じて造らせた駿河の国分寺に比定される。なお、かつては「片山廃寺跡」と称され、塔の存在が不明であったため、国分寺説を否定して有度郡の地方豪族の私寺と見る説が挙げられていた。しかし、長年にわたる発掘調査と分析結果から、文化庁における審議を経て2025(令和7)年9月18日、国指定史跡「駿河国分寺跡」に名前が変更された。
 駿河国分寺跡(片山廃寺跡)は、1930(昭和5)年に道路の付け替えに伴って礎石や瓦が発見され、古代寺院があることが判明、その後、現在まで小規模なものも含めて60回以上の発掘調査が行われた。2008(平成20)年の発掘調査では塔跡が発見され、片山廃寺が駿河国分寺である大きな証拠となった。また、僧坊の規模,発掘された軒平瓦の模様が平城宮のものとよく似ていることも国分寺である証拠とされた。
 伽藍地のほぼ中央に、南から金堂,講堂,僧房が一列に配置され、金堂の南東には塔(七重塔と推定)が建っていた。伽藍地の周囲は木の柱を支柱にした板塀や溝がめぐっていたことも分かっている。また、駿河国分寺の塔心礎と伝わる石が菩提樹院境内に置かれている(静岡市指定文化財)。
 現在は、講堂跡,僧坊跡の上方に東名高速道路は通っている。また、金堂跡も含め、大谷街道(県道47号線)で切断されている。

【史跡規模】

【指 定】国指定史跡(1965年9月7日指定)

【国 宝】

【国重文】

関連時代

奈良時代

関連年号

741年

関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
聖武天皇 K308


【T-SZ031】駿河国分寺跡  



【T-SZ031】駿河国分寺跡


駿河国分寺跡(「片山廃寺跡」リーフレットに加筆)および出土品(静岡市ホームページより編集)

【T-SZ031】駿河国分寺跡 ※本サイトの写真は転用可です(画像をピックすると拡大、コメント表示されます)

金堂跡 大谷街道を挟んた西側の金堂跡(西から見る) 講堂跡 講堂跡 講堂跡 僧坊跡 僧坊跡 僧坊跡 塔跡