築城年代は定かではないが､長禄年間(1457～60年)に安富山城守盛長によって雨滝城の出城として築かれたといわれる。家臣の多田和泉に守らせたが、1583(天正11)年､長宗我部元親によって攻められ落城した。現在は､宅地となっており遺構はない。この地には江戸時代に多田和泉の子孫が庄屋となって政所を勤めていたといい、その屋敷神として地蔵尊,不動尊,五輪塔が祀られていた。