1647(正保4)年に小堀政一(遠州)の遺領を継いだ正之が、翌1648(慶安元)年に築いた陣屋である。以降、小堀政恒,政房,政峯,政方と続いたが、1788(天明8)年、田沼意次派の大名であった政方のときに田沼派の粛正を図った松平定信によって改易となり廃城となった。
　現在は石碑などがあるのみで遺構は残されていない。