明智城跡の山麓にある曹洞宗の寺院である。伝龍寺という廃寺の後に1625(寛永2)年に鰲山正雪を招請し開山された。往時には本堂,開山堂,明王堂,鐘楼門などを有する一大伽藍の寺であったが、1923(大正12)年3月に焼失した。現在の本堂は1970(昭和45)年に落慶したものである。
　明智一族の菩提寺とされ、明智一族歴代墓所と日本一大きいとされる明智光秀の位牌が祀られている。位牌高さは明智光秀の命日である6月13日にかけ、6尺1寸3分(約185cm)となっている。