岩崎城の支城の一つで、丹羽十郎右衛門によって築かれたとされる。築城年代は定かではないが、岩崎城は丹羽氏清により1538(天文7)年に築かれているため、同年もしくはそれ以降と考えられる。城主はほかに丹羽七右衛門,丹羽帯刀秀信が挙げられるが、血縁関係がわからない(系図に現れない)。ただ、秀信については1573(天正1)年に龍淵寺を創建し、翌年に死去して当寺に葬られたたことが知られている。その後、城は廃城となった。
　かつては土塁などが残されていたが、1973(昭和48)年に行われた区画整理で消失し、現在は中部電力変電所の脇に城址碑が立つのみとなっている。