東乗鞍古墳

ひがしのりくらこふん(Higashinorikura-Kofun Tumulus)

【K-NR110】探訪日:2022/7.24

【K-NR110】東乗鞍古墳 奈良県天理市杣之内町字東乗鞍/乙木町字北山

【MAP】

〔駐車場所〕

【K-NR110】東乗鞍古墳

   西乗鞍古墳,小墓古墳などとともに杣之内古墳群を構成する古墳の1つで奈良盆地東から西に延びる丘陵尾根上に築造された前方後円墳である。墳丘長は83mで2段築成、前方部を大きく発達させ前方部を西北西に向ける。墳丘表面では円筒埴輪片が検出されている。前方部西側では幅約10m,深さ約2mの周濠が確認されている。
 主体部の埋葬施設は後円部における右片袖式の横穴式石室で、巨石を用いた石室全長14.6mを測る大型石室であり、南方向に開口する。玄室長さ約7.6m,幅約2.4m,現在高さ約3.3m、羨道長さ約7m,幅1.7m,現在高さ1.5mを測る。玄室内には阿蘇溶結凝灰岩製の刳抜式家形石棺1基と二上山白色凝灰岩製の組合式家形石棺1基が据えられる。石室は盗掘に遭っており、副葬品として挂甲小札や馬具杏葉が出土したといわれるが現在では所在不明である。
 古墳時代後期前半の6世紀前半頃の築造と推定され、付近の西乗鞍古墳,小墓古墳とともに物部氏の首長墓とする説が挙げられている。

【史跡規模】

【指 定】

【国 宝】

【国重文】

関連時代 古墳時代:後期
関連年号 6世紀前半
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
物部氏 MB**

 

【K-NR110】東乗鞍古墳
  

 

【K-NR110】東乗鞍古墳

 

東乗鞍古墳の石室(Wikipediaより転載)

【K-NR110】東乗鞍古墳 ※本サイトの写真は転用可です(画像をピックすると拡大、コメント表示されます)

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