土舞台

つちぶたい (Tsuchibutai)

【Z-KN013】探訪日:2017/8.27

【Z-NR013】土舞台 奈良県桜井市谷554

【MAP】

〔駐車場所〕

【Z-NR013】土舞台

   612(推古天皇20)年、百済から帰化した味摩之という人物が呉国で学んだ伎楽の舞を厩戸皇子(聖徳太子)に申し上げた。皇子は桜井の地に少年を集めて、この伎楽の舞を伝習させたという。伎楽とは、古代チベットやインドの仮面劇で西域を経て中国に伝わったものである。倭国には神楽があったが、宮廷に伎楽が加わって日本の芸能は幅広い豊かなものとなった。
 伎楽は天王寺や住吉,春日等大社寺に保護されて民間でも演技されるようになっていったが、やがて衰退したとされる。しかし、伎楽が猿楽,雅楽,獅子舞など後世の多くの芸能に影響を及ぼしたことは間違いない。
 戦後、桜井市出身の文筆家・保田與重郎氏が、忘れられていた土舞台を史蹟地として顕彰すべきと提唱し、「土舞台」と刻した標石が建てられた。なお、一説には伎楽の舞の伝習は、土舞台ではなく豊浦寺の前身である桜井寺で行われたともいう。

【史跡規模】

【指 定】

【国 宝】 

【国重文】

関連時代 飛鳥時代
関連年号 612年
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
味摩之 **** 厩戸皇子 K303 保田與重郎 ****

 

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