1572(元亀3)年10月22日、三方ヶ原の戦いの前哨戦となる武田方の山県昌景と井平領主･井平直成,柿本城の鈴木権蔵重俊らが激突した仏坂の戦いで戦死した武将たちの墓所である。古来から知られる｢ふろんぼ様｣に加え、2005(平成17)年2月に旧鳳来寺街道調査の際に新たに発見された。この戦いで88名の将兵が討死しているが、そのうちの何名かが分散埋葬されている。大きな石を積み上げただけの墳墓であるが、戦いの後に地元民により丁寧に葬られたと考えられる。4ヶ所が確認されている。