紫石伝説の地

むらさきいしでんせつのち(Place of Violet Stone Legend)

【Z-AC058】探訪日:2023/9.20

【Z-AC058】紫石伝説の地 愛知県岡崎市矢作町金谷29

〔駐車場所〕

【Z-AC058】紫石伝説の地

   岡崎市に残る浄瑠璃姫にかかわる伝説地の一つ。姫の父・兼高長者(源兼高)が八幡社に奉納した紫石が埋まっていると伝わる所。
 『浄瑠璃物語』のよれば、平安時代後期、兼高長者と遊女・矢作が三河鳳来寺の薬師に祈願して生まれたのが浄瑠璃姫とされる。薬師瑠璃光如来の名に因んで浄瑠璃姫と名付けられた。
 1174(承安4)年、浄瑠璃姫14歳のとき、源氏再興を果たすため京から奥州へ向かう牛若丸(源義経)が兼高長者の屋敷に滞在し、二人は恋に落ちるが、牛若は奥州へ旅立つため、名笛「薄墨」を姫に残し別れてしまう。その後の経過にはいくつかの伝説があるが、浄瑠璃姫は牛若丸との別れを悲しみ、菅生川(乙川)に身を投げたという(浄瑠璃姫墓所)。
 父・兼高は深い悲しみと娘への想いを紫色に輝く庭石「紫石」に託し、八幡社に奉納した。しかし、その後の幾度かの矢作川氾濫による水難で、八幡社は堤防沿いに移されたが、紫石はいつしか地中深くに埋もれてしまったという。

【史跡規模】

【指 定】

【国 宝】 

【国重文】

関連時代 平安時代:後期
関連年号 1174年
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
源 兼高 G*** 浄瑠璃姫 **** 牛若(源 義経) G202

 

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矢作川堤防沿いにある八幡社