藤五城(宮口城)跡

とうごじょう(みやぐちじょう)あと (Togo[Miyaguchi] Castle Ruins)

【C-AC113】探訪日:2015/9/28

【C-AC113】藤五城跡 愛知県豊田市宮上町2丁目

【MAP】

〔駐車場所〕

   1164(長寛2)年、尾張国笠寺から篠田藤五郎貞直(後に貞近)が宮口村へ来住し、鼓ヶ城を築いたのが始まりとされる。1336(延元1/建武3)年の南北朝争乱の中で7代城主篠田貞宗は討死し鼓ヶ城は落城となり、8代貞幸は伊勢国北畠氏の地へ退去した。その間、松平宗家2代泰親の子備中守久親の嫡子加納孫五郎政久の支配下となり、藤五城が新たに築かれた。9代篠田幸直は宮口へ戻り、1390(元中7/明徳1)年に丸の内館を築いて住んだ。1560(永禄3)年、17代貞英のときに織田勢に攻められ、丸の内館,砦として利用していた藤五城は落城。貞英,貞方父子は猿投三宅氏に隠れ、1580(天正6)年に本多伊勢守康紀支配の中、19代貞長は宮口へ帰り衣道屋敷を築いて住んだ。1648(慶安1)年には幕府領となり、三河代官鳥山牛之助精元の管理下で20代篠田左平次弥六が宮口村の代官となっている。
 逢妻女川に面した丘陵に築かれていたとされるが、現在は宅地となって遺構は残っていない。かつては古井戸や五輪塔が残っていたという。

【史跡規模】

【指 定】
【国 宝】
【国重文】

関連時代 平安時代:後期 南北朝時代 戦国時代 江戸時代:前期
関連年号 1164年 1336年・1390年 1560年・1580年 1648年
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
篠田貞直 **** 篠田貞宗 **** 篠田貞幸 ****
加納政久 MT01 篠田幸直 **** 篠田貞英 ****
篠田貞英 **** 篠田貞方 **** 篠田貞長 ****
篠田弥六 ****

 

【C-AC113】藤五城跡
  

 

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