祐福寺
ゆうふくじ(Ufuku-ji Temple)
【T-AC053】探訪日:2019/8.29
愛知県愛知郡東郷町大字春木屋敷3417 <📲:0561-39-0069>
【MAP】
〔駐車場所〕
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1191(建久2)年、下野国の武将・宇都宮頼綱によって創建され、1389(嘉慶3)年頃には明知城主の小野田長安と傍示本城主の加藤時利が美濃国より達智賢了上人を招いて再興したと伝えられる。室町時代には後小松天皇,後柏原天皇らが勅使を派遣し、勅願道場となったほか、足利義教が東上の際、当寺に宿泊し、寺領700石を賜っている。桶狭間の戦いの際には、合戦前日に今川義元が宿泊したと伝えられている。その後、織田信長,織田信忠,徳川家康,徳川義直より寺領安堵の墨印を賜う。
山門は1892(明治25)年に建立されたものである。本堂は絹本着色の阿弥陀三尊の掛軸を本尊としている。脇仏の善導大師像は知多郡豊浜の漁師が海から拾ったものと伝わる。阿弥陀堂には徳川家康寄進の阿弥陀如来像,弘法大師像,善光寺如来像,地蔵菩薩像などを奉安している。