資料によっては｢中金城B｣と表される。1350(観応元/正平5)年、高橋荘地頭･中条氏の被官で広瀬を拠点としていた東広瀬城主･児島高徳によって築かれたとされる。1560(永禄3)年、松平元康に攻められ落城した。
　城は標高200ｍ,比高100ｍの山頂に築かれ、70mほど下の中金城A(居館)の詰城と考えられる。東側に主郭、西側のⅡ郭と東西に長く、Ⅱ郭の西側とⅡ郭,主郭の間に堀切がある。東端は少し高くなっている。