三陵墓東古墳〔三陵墓古墳群〕
さんりょうぼひがしこふん(さんりょうぼこふんぐん)(Sanryobo-East Kofun Tumulus [Sanryobo Kofun Tumulus Cluster])
【K-NR202】探訪日:2025/5.8
奈良県奈良市都祁白石町2223
【MAP】
〔駐車場所〕三陵墓西古墳の西側に駐車場がある。
都祁盆地の都介野岳から北に延びる小丘陵上に営造された、前方後円墳1基(東古墳),円墳2基(西古墳・南古墳)の計3基から構成される三陵墓古墳群に属する。
東古墳は大和高原・宇陀地域では最大規模の前方後円墳で、前方部を西方に向ける。墳丘規模は、全長110m、前方部は長さ約39m,幅約50m,高さ5.7m、後円部は直径70~72m,高さ11mを測る。墳丘は3段築成で、第1段目は地山整形により、2,3段目は盛土により構築される。墳丘外表では葺石のほか、円筒埴輪列(朝顔形埴輪含む),形象埴輪(家形埴輪)が認められる。
埋葬施設は未発掘のため明らかでないが、箱式木棺粘土槨との伝承がある。副葬品として、銅鏡2面,玉類,鉄製武器,工具類の多数出土が伝えられる。
築造時期は古墳時代中期の5世紀後半頃と推定され、西古墳に続く首長墓に位置づけられており、『古事記』『日本書紀』に見える都祁直,闘鶏国造との関連性が指摘されている。
【史跡規模】 |
【指 定】奈良県指定史跡(1996年3月22日指定) 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 古墳時代:中期 |
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関連年号 | 5世紀後半 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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都祁直 | **** | 闘鶏国造 | **** |
三陵墓古墳群(Googleマップ航空写真に加筆)