二の宮砦跡

にのみやとりであと (Ninomiya Fort Ruins)

【C-AC496】探訪日:2022/4/11

【C-AC496】二の宮砦跡 愛知県北設楽郡設楽町東納庫

【MAP】

〔駐車場所〕舗装林道が城址登り口まで続いており、所々に駐車スペースがある。

【C-AC496】二の宮砦跡

   築城年は定かではないが、1532(天文元)年頃に作手から名倉へ進出した名倉奥平家の2代・奥平喜八郎信光の居城(砦)とされる。信光は関ヶ原の戦いの後、家康の4男・松平忠吉に属し、忠吉が清洲城に入ると、1602(慶長7)年、信光も戸田加賀守と称し家臣として清須に移住した。
 仏庫裡(標高1072m)から北へ延びる尾根上の小鷹城址から南約200mほどの標高960mの尾根端に位置する。南北に長い単郭で二宮大神の碑がある。北側は竪堀のような急峻な地形である。かつては二重堀切があったとされるが、現状は林道が主郭下まで入り込んでおり遺構は確認できない。

【史跡規模】

【指 定】
【国 宝】

【国重文】

関連時代 戦国時代 安土桃山時代
関連年号 1532年

1602年

関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
奥平信光(戸田加賀守) KD13

 

【C-AC496】二の宮砦跡
 この日は朝から岩古谷城跡,荒尾館跡,小鷹城跡そして二の宮砦跡と探訪し、いざ帰宅しようとしたところ、大事件が発生。撮影に使ったカメラが見当たらない。最後に二の宮砦跡から帰る途中に撮影した後、どこかで落としたのである。最終撮影地点からは林の中を倒木や枯れ枝,雑草をかき分けながら道なき道を1Km以上歩いてきたため、どこで落としたか見当もつかず、この日撮影した写真がゼロになると思うと大声で「うそ―!」と叫んでしまった。かといってすぐに諦めることもできず、歩いてきたルートを思い出しながら戻ってみることにしたが、そう簡単に見つかるわけもない。砂浜で1円玉を探すようなものだ。500mほど戻ったところで、新しくカメラを買って今日の史跡を再訪しようかと、さすがに諦めて振り返ったところ、奇跡的にも5mほど先に、ストラップで小枝に引っ掛かりぶら下がったカメラが目に入った。今度は「やったー!」と歓喜の叫び。カメラをポケットに入れていたが、そのストラップがポケットからはみ出し、小枝をかき分けて歩いていた時に小枝にとられたのを気付かなかったのだろう。ホッとしたときにふと思い出したのが、この日に訪れた荒尾館跡、現在の円覚稲荷のご利益「大事な物を失っても、ある日突然失物が戻ってくる」である。「ある日」は「その日」であったが、まさに、それを地で行ったような出来事であった。

【C-AC496】二の宮砦跡

【C-AC496】二の宮砦跡 ※本サイトの写真は転用可です(ダウンロードすると、より鮮明に見えます)

【C-AC496】二の宮砦跡

【C-AC496】二の宮砦跡

【C-AC496】二の宮砦跡

▲虎口

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▲虎口

【C-AC496】二の宮砦跡

▲主郭

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▲二宮大神

【C-AC496】二の宮砦跡

▲主郭

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▲主郭

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▲主郭

【C-AC496】二の宮砦跡

▲主郭

【C-AC496】二の宮砦跡

▲砦からの眺望

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▲切岸

【C-AC496】二の宮砦跡

▲北側の斜面(自然地形?)