中根南城跡

なかねみなみじょうあと (Nakane-minami Castle Ruins)

【C-AC540】探訪日:2022/11.3

【C-AC540】中根南城跡 愛知県名古屋市瑞穂区丸根町2丁目

【MAP】

〔駐車場所〕

   築城年は定かではないが、織田信長の弟・織田信照の居城とされる。戦国時代の中根村には、中根南城,中根中城,中根北城の3つの城があり、合わせて中根城、または中根三城と呼ばれていた。ここ南城が本城とされる。織田信照は、尾張熱田の商家・中根七郎左衛門康友の娘を織田信秀が強引に拉致、妾にして産ませた子と伝わる。信長の異母弟だが、生母・中根氏の縁で二俣城主・中根忠貞の養子となり、中根姓を称した。
 織田信長の死後は織田信雄の家臣となり、1584(天正12)年の小牧長久手の戦いでは、尾張国奥城を守ったが、秀吉方に落とされて捕虜になった。信長の弟であるということから助命され、再び信雄に仕えたとされる。信雄からは一門衆として重用され、沓掛城主として高禄を与えられている。
 城は東西約93m,南北約90mの方形とされ、丘陵上に築かれていた。北,東,西側に二重の堀があったともいう。城跡には西側に北条八幡社、東側には1605(慶長10)年に創建された観音寺が建てられている。

【史跡規模】

【指 定】

【国 宝】 

【国重文】

関連時代 戦国時代
関連年号 1584年
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
織田(中根)信照 OD03

 

【C-AC540】中根南城跡
 

 

【C-AC540】中根南城跡

 

   
  中根三城(『愛知県中世城館跡調査報告』より)

【C-AC540】中根南城跡 ※本サイトの写真は転用可です(画像をピックすると拡大、コメント表示されます)

北条八幡社 観音寺 観音寺